皆さんは、
バセドウ病という病気を
ご存知ですか?
甲状腺機能亢進症を起こす代表的な病気です。
20~50歳代が多く発症し、
中でも30~40歳代の患者が最も多いです。
男女の比率は男性1人に対して
女性5~6人程度と
女性に多くみられるのも特徴です。
そんなバセドウ病は、
どんな症状が出て、
原因や予防はあるのかなど詳しく
お話ししたいと思います。
今回は、
そんなバセドウ病と遺伝子の関係について
見ていきます。
目次
・バセドウ病の症状
・バセドウ病の治療
・バセドウ病の原因
・かかりやすさは遺伝で決まる?
バセドウ病の症状
バセドウ病は、
甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることにより
新陳代謝が活発になりすぎる病気です。
つまり、体は常に運動しているような状態です。
その結果、消耗し以下のような症状が出ます。
また、目に見える症状では
などがみられることもあります。
一部の患者には、
など症状は本当に多岐に渡ります。
自律神経失調症や更年期障害など
似た病気と混同しがちですが、
放置しておくと心不全など
命にかかわる症状が現れることもあるので、
早期発見と適切な治療が必須です。
バセドウ病の治療
バセドウ病の治療は、
甲状腺ホルモンの合成を抑える
抗甲状腺薬による薬物治療です。
症状によって適切な量の薬を内服することで、
個人差はあるが1~3ヶ月程度で
甲状腺ホルモンの値が正常に近づきます。
そして症状も次第に治ります。
内服薬での治療は最低でも2年ほどかかり、
甲状腺の機能がきちんと保たれるようになれば
薬を中止できることもあります。
薬物療法以外にも、
放射性ヨウ素のカプセルを摂取することで
甲状腺の細胞を減らす放射性ヨウ素治療や、
手術によって甲状腺を摘出する
手術療法があります。
甲状腺ホルモンの分泌がコントロールできれば、
健康なときと変わらない生活を送ることができ、
妊娠・出産なども問題なく行うことができます。
バセドウ病の原因
バセドウ病はどんな原因で
引き起こされるのでしょうか?
そもそもバセドウ病は、
いわゆる自己免疫性疾患のひとつです。
自己免疫性疾患とは、
細菌やウイルスなどの外敵を
攻撃・排除するための免疫細胞(抗体)が、
誤作動により自身の体の組織を外敵とみなし、
攻撃して起こる病気です。
何らかの原因で、
甲状腺組織に対する自己抗体が発生し、
これが刺激となって
ホルモン合成が亢進することで発症します。
などと関連があると言われています。
遺伝子検査してみませんか?
バセドウ病のかかりやすさは、
遺伝子により決められています。
事前にかかりやすいとわかったら、
定期的に検診をする気にもなりますよね。
また、症状が出たときに、
かかりやすいと伝えるだけで適切な検査が出来て
誤診を防ぐことにも繋がります。
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