「以前と変わりない生活を送っているのに、最近下っ腹が出てきた」
それ、内臓脂肪が原因かもしれません!
基本的にウエストが女性は90㎝、男性は85㎝を超えると内臓脂肪が蓄積されているとみなされますが、実は痩せ型の人でもかなりの内臓脂肪が蓄積していることもあるのです。
内臓脂肪が溜まってしまうと、体型が崩れてしまうばかりか、生活習慣病になってしまうこともある、見逃せない脂肪です。
しかし、内臓脂肪は比較的落としやすいという特徴もあります。
今回は内臓脂肪の原因や落とし方、さらに脂肪の中でも似ている皮下脂肪との違い、そして痩せやすい日々を作ることができる遺伝子検査について紹介します。
◎目次
・内臓脂肪と皮下脂肪の違い
・内臓脂肪が増える原因
・内臓脂肪を落とすポイント
・痩せるための遺伝子検査のすすめ
内臓脂肪と皮下脂肪の違い
《内臓脂肪》
主にお腹周りに蓄積する脂肪で、短期間でつきやすい反面、落としやすいという特徴があります。
男性よりも女性の方がつきやすく、胃や腸を覆う膜につくので蓄積が進むとお腹がぽっこりと出てきます。
内臓脂肪が多い肥満体型のことは「リンゴ型肥満」といい、表面的には太って見えなくても実は内臓脂肪がたくさんついてしまっているという隠れ肥満の人も多くいるので自分では気付きにくいこともある脂肪です。
《皮下脂肪》
皮膚のすぐ下にある皮下組織に蓄積する脂肪で、内臓脂肪のお腹周辺につく脂肪と違い、全身につくのが特徴です。
こちらも男性より女性につきやすく、特にお尻や太ももなどの下半身に集中して蓄積されます。
このように皮下脂肪が多い肥満体型のことは「洋ナシ肥満」と呼ばれ、皮膚のすぐ下に脂肪がつくので見た目でもわかりやすいタイプです。
少しずつ蓄積されていき、内臓や骨を守ったり、体温の維持をしたりする役割りがあるので落としにくい脂肪です。
自分の体質を知るために、遺伝子検査をしておけば、どの部位に脂肪がつきやすいのか、事前に知っておくことが可能です。
適切な対策や、健康的な毎日を送るために一度試してみることをおすすめします。
内臓脂肪が増える原因
《睡眠不足》
睡眠不足になると、満腹を感じさせるホルモンが減ってしまいます。
そして食欲を増進させるホルモンが分泌されるので、自ら内臓脂肪が溜まりやすい身体をつくってしまう原因に。
また、睡眠不足では疲れも蓄積されてしまうので運動する機会も減ってしまいます。
すると運動をしなくなるので、摂取したエネルギーを消費しきれず、内臓脂肪は溜まる一方に。
《消費エネルギー<摂取エネルギー》
単純な食べすぎも内臓脂肪を蓄積させる要因になります。しかし食べすぎでなくても、1日の消費エネルギーより摂取エネルギーが上回ってしまえば同じことです。
食事で摂ったエネルギーが消費されなければ内臓脂肪は溜まっていくので、毎日意識して調節すると良いでしょう。
《基礎代謝の低下》
また、摂取エネルギーが適切でも内臓脂肪が溜まってしまうことがあります。
その原因は、基礎代謝の低下です。
基礎代謝とは生活しているだけで消費されるエネルギーのこと。運動不足や年齢を重ねることで筋肉量が低下します。すると基礎代謝も低下していきます。
そうなると先程の「消費エネルギー<摂取エネルギー」の図ができてしまい、内臓脂肪が溜まってしまうのです。
内臓脂肪を落とすポイント
運動はもちろん大切ですが毎日の食生活を少し改善するだけで、内臓脂肪を落とすことができます。
ここでは内臓脂肪を蓄積させないための避けるべき食材や、内臓脂肪を落とすためにおすすめの食材を紹介します。
《避けた方がいい食材》
[フルーツ]
ヘルシーな印象の果実ですが、実は糖分がたっぷり含まれています。その糖分は脂質となり身体に蓄積してしまうので、食べすぎには注意してください。
[アルコール]
ついつい飲み過ぎてしまうお酒。こちらも避けた方が良いもののひとつです。お酒を飲むと食欲を高めてしまうホルモンが分泌されます。これは胃や脳から出されるホルモンで、食べすぎ・飲み過ぎの原因になってしまいます。
《おすすめの食材》
[緑茶]
緑茶の中に含まれるカテキンは運動する時に内臓脂肪を燃焼しやすくしてくれます。運動前の水分補給におすすめです。
[お酢]
お酢の酢酸が、内臓脂肪を燃やしてくれるタンパク質を生み出してくれます。
[まぐろ・鶏肉・大豆]
タンパク質が多く含まれる食材は毎日積極的に摂取していきましょう。缶詰のまぐろなら消費期限を気にすることなく好きなタイミングで食べられるのでおすすめです。
また白米より玄米、そしてトマトやオクラなどといったアディポネクチンという成分が多く含まれている食材にも注目。この成分も内臓脂肪を燃やす手助けをしてくれます。
それでは最後に、内臓脂肪を減らし、痩せるための手掛かりとなる遺伝子検査について紹介します。
痩せるための遺伝子検査のすすめ
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糖質代謝を調べることで、自分が糖質の代謝が苦手で、どれだけ内臓脂肪を溜めやすいのかを知ることができます。
このように、自分の「内側」を詳しく知ることで、より的確な対策ができる遺伝子検査をして自分の弱点を理解しましょう。
そうすることで、より効果的な内臓脂肪に対するアプローチができ、痩せやすい生活リズムをつくることも可能になります。
自分の弱点を知ってけば、自分に合った運動やスポーツをしたり、日々の生活で足りない栄養素を効率よく摂取したりすることができるのです。
「いつまでも美しく健康的な身体でいたい」
そのためにはまず、自分を知ることが大切です。その上で自分の体質を理解した内側からの対策をしていきましょう。
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