現在、幼児や子ども、中でも小学生の冷え性が増えています。
冷え性の子どもは朝から眠気が取れず、だるさを感じ、食が進まなくなるため、徐々に無気力になってしまうと言われています。そして身体にも悪影響が及ぼされるのです。
これから成長していく大切な時期が冷え性のせいで妨げられては、親としては心配ですよね。
今回は生活習慣や食べ物における子どもの冷え性についての対策を紹介します。
また、冷え性を未然に防ぐためにお子様の体質を知ることができる遺伝子検査についても解説します。
目次
・子どもの冷え性とは?
・冷え性になりやすい子どもの特徴
・子どもの冷え性を予防するために
・遺伝子検査で子どもの冷え性を予防する
子どもの冷え性とは?
一般的に冷え性とは体温が36度を下回る、低体温症の状態のことを指します。
冒頭で食欲がわかず無気力になっていくと述べましたが、朝食を摂らないことにより日中の運動量も比例して減っていきます。
運動が足りないと、適切に体温がコントロールされなくなります。
そして夜の眠りも浅くなり、負のループにハマってしまうのです。
しっかりと夜に寝なければ、どんなに親が気を配った生活をしていようと、十分な成長が見込めなくなってしまいます。
このように子どもの冷え性というものは、成長を妨げる原因となってしまうのです。
冷え性になりやすい子どもの特徴
ではなぜ、子どもが冷え性になってしまうのでしょうか。
それは基本的な生活習慣が深く関係しています。
基本的な生活習慣とは
【食事】【運動】【睡眠】
の3つです。
基本的な生活習慣の乱れとしてあげられるのは、以下のような要因が考えられます。
【食事】
・偏食(好き嫌いが多い)
・不十分な栄養
・適切な時間に食事を摂らない
・朝食を摂らない
【運動】
・室内でスマートフォンやゲームばかり
・日光に当たらない生活
・すぐに抱っこなど、楽な移動を好む
【睡眠】
・夜型生活
・不規則な睡眠
・睡眠不足
このような好ましく無い生活を続けていくと、自律神経が乱れていきます。
体温は、自律神経によってコントロールされるため、自ずと体温調節が上手くいかなくなり低体温症になるのです。
それが、子どもの冷え性を引き起こすことに繋がります。
また、体質的に冷えやすい子や、環境に敏感な子もいるので、遺伝子検査などをして予めお子様の体質を知っておくのも良いでしょう。
子どもの基本的な生活習慣と、自律神経を整えるリズムについて、早い段階からきちんと考えることは非常に重要です。
次に、子どもの冷え性を予防するためにはどうしたら良いのか紹介していきます。
子どもの冷え性を予防するために
やはり生活のリズムを整える第一歩として大切なのは、早寝早起きです。
急に早寝をさせよう、早起きをさせよう、とすると親子共にストレスになる可能性があるため、まずは1時間だけ早めることから始めてください。
・朝ごはんを食べる
・焦らずに排便をする
などの時間をしっかり確保をすることは、自律神経を高めることにつながります。
また、無気力な状態から抜け出せ、情緒ばかりでなく軽快なコミュニケーションを育むことができるようになるため、人間関係も円滑に進めやすくなります。
鬼ごっこやドッジボール、縄跳びやかくれんぼなど、野外で行える遊びも十分な運動になります。
子どもが夢中になり、楽しく行え、身体をたっぷりと使える運動をおすすめします。
①できるだけ外(公園や運動場)での運動を心がける
②安全な遊び場で、安全な運動をする
③手先だけでなく、全身の筋肉を動かす
④汗をかき、体温調節の機能を働かせる
運動する際に以上の4つを意識すると良いでしょう。
また、遺伝子検査をすると、その子に最適な運動やスポーツを見つけることが可能になります。効率よく体温をあげ、自律神経を整えるためにも一度、遺伝子検査を検討してみてはいかがでしょうか。
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