加齢黄斑変性という病気を知っていますか？

皆さんは、
両目しっかりと見えていますか？

見え方に差はありませんか？

加齢黄斑変性という病気は、
高齢化社会に伴い近年増加しています。

視力の悪化に伴い、
失明することもある怖い病気です。

老眼と勝手に勘違いすることも多く、
目に異常を感じたら直ちに
眼科に行くことをお勧めします。

とはいえ、自分がまさかなるとは
あなたも思えないのではありませんか？

そんなあなた必見です！

今回は、
そんな加齢黄斑変性と遺伝子の関係について
見ていきます。

目次
・加齢黄斑変性とは
・加齢黄斑変性の種類
・加齢黄斑変性の治療
・かかりやすさは遺伝で決まる？

加齢黄斑変性とは

そもそも黄斑とはどのような働きを
するのでしょうか？

私たちはモノを見るときに、
目の中に入ってきた光を
網膜という組織で刺激として受け取ります。

そして、受け取った信号を脳に送るために
視神経へ伝達します。

その網膜の中心部分のことを黄斑と言います。

加齢黄斑変性とは、字の通り
加齢によりその“黄斑”という組織が、
ダメージを受けて変化し、
視力の低下を引き起こす病気のことです。

症状は以下です。

モノがゆがんで見える
視野の中心が暗くなる、欠ける
視力が低下する

加齢黄斑変性は、
失明を引き起こす病気として注意が必要です。

加齢黄斑変性の種類

加齢黄斑変性には、
原因により2つのタイプがあります。

萎縮型

黄斑の組織が、
加齢により萎縮します。
症状はゆっくりと進行し、
急激に視力が低下することはありません。

滲出型

網膜のすぐ下に新しく血管ができます。
そして、その血管が黄斑にダメージを与えます。
新しい血管のことを、新生血管と言います。
新生血管は、正常の網膜にはない血管です。
そのため、非常にもろく、
1.成分が漏れ出て溜まる
2.出血を起こしやすい
などの特徴があります。
この血管から出た液体が黄斑の組織に
ダメージを与えてしまいます。
結果として、視覚障害を引き起こされます。

これら2つのどちらかに当てはまります。

加齢黄斑変性の治療

加齢黄斑変性は、
タイプにより治療の方針が異なります。

萎縮型

基本的に治療は不必要です。
しかし、滲出型への移行がないか
定期的に検診を行う必要があります。

滲出型

抗VEGF療法が一般的です。
新生血管を沈静化させる薬を、
硝子体内に注射する方法です。

その他にも、

1.光線力学的療法
光に反応する薬剤を体内に注射し、
それが新生血管に到達したときに、
弱いレーザーを照射して新生血管を破壊する。

2.光凝固法
新生血管をレーザーで焼く

などの新生血管を破壊することで
黄斑へのダメージを食い止める
外科的治療をすることも可能です。

新生血管の大きさや場所により、
早期に発見できれば治療後の見えない部分を
最小限に抑えることができますし、
視界にほとんど影響がない可能性もあります。

日頃から、
片目ずつモノがゆがんで見えないか
チェックして、早期の発見に努めましょう。

遺伝子検査してみませんか？

とはいえ自分がなるとは思えない。

そんな方に朗報です。

加齢黄斑変性のかかりやすさは、
遺伝子により決められています。

事前にかかりやすいとわかったら、
定期的に検診をする気にもなりますよね。

目の健康のため、
是非遺伝子検査をご活用ください。

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